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地球畑30周年記念式典を開催しました。

かごしま有機生産組合直営店「地球畑」は、おかげさまで30周年を迎え、
2022年1月13日(木)、鹿児島市内にて地球畑30周年記念式典を開催いたしました。
コロナ感染対策を万全に準備した中で、おかげさまで多くの参加者を迎えての盛大な式典となりました。
記念講演には、茨城大学の中島紀一先生にお越し頂き、有機農業運動について、難しい専門用語をあまり使わず、とても分かりやすい講演をして頂きました。


【地球畑30周年に寄せて】
有機農業がほとんど知られていなかった時代。生産者が力を合わせて仲間を増やし、有機農業を地域に広げようと「かごしま有機農業生産者組合」(現在のかごしま有機生産組合)の直営店としてつくられました。
環境を守り、食の安全を守る有機農業が正当に理解され、あたりまえの農業、誰もが食べられる食べものになるように、という願いから、大きな名前が付けられた小さなお店。

30年前、「有機農業の輪がもっと大きく広がることを願って、ただ、その一念で始まったお店」と書いていた思い。
半生をかけてどれほどのことができたのか、と振り返ると、1日1日をようやくの思いで積み重ねてきただけの、本当に遅々たる歩みだったように思います。
楽しいこと嬉しいこと、そして大変なこともたくさんありました。その時々を共に歩み、支えてくださった皆様に、心からの深い感謝の念をお伝えしたいと思います。

そうして今、日本もようやく有機農業へと大きく舵を切る時代がやってきました。
農業人口の減少と高齢化、世界的な気候変動や格差などの課題。有機農業が本当に理解され、その大切さが共有されるのはこれからです。

SDGsがこれほどの早さで行き渡るのは、”待ったナシ”の状況認識が広がってきていると思う一方、草の根の運動がなかなか実を結ばない日本の”これから”は、みんなが心して手を携えて生きていかねば、未来は希望のあるものにはなりません。

オーガニックは分かち合う社会への提言。
地球畑のささやかな歩みが未来に繋がるように、微かながら力を尽くしていきたいと思います。

(地球畑代表 大和田 明江)


講師:中島紀一(茨城大学)
講演:有機農業運動の希望と宿命 ~「地球畑」のこれから

 

多数のご参加を頂き誠にありがとうございました。

 

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