お知らせ

9.12022

お悔やみ 御礼


各位 大和田 世志人儀 通夜ならびに葬儀に際しまして 御多忙の中 多数のご参列と 心のこもった御供花 ご弔電をいただきましたうえ 御芳志を賜り 誠に感謝申し上げます 生前のご厚情に御礼申し上げますとともに 今後とも 変わらぬ御厚誼を賜りますようよろしくお願い申し上げます 略儀ながら書中にて失礼いたします 令和4年9月1日 喪主 大和田 明江

ご会葬礼状

信念の導くまま、道なき道を切り拓き、
有機農業の普及発展にささげた人生

お世話になりました皆様へ、心より感謝申し上げます。
本日のご会葬誠にありがとうございました。

 略儀ながら本状をもってお礼申し上げます。

学生時代に水俣病問題と出会って、地球と調和する人間本来の生き方を模索し、
当時はほとんど注目されていなかった有機農業の道に飛び込んだ故人。

環境問題に関心が薄い社会にあって、仲間を集め、組合を立ち上げ、
緻密で几帳面な仕事ぶりとあふれる情熱で昼夜を問わずがむしゃらに働いて、
日本で最も歴史があり、最も大きな生産者団体のひとつである
かごしま有機生産組合を創り上げました。

そのかごしま有機生産組合代表、大和田世志人は、
2022年8月27日、大動脈剥離のため、突然、永遠の眠りにつきました。

 有機農業を広めようとする取り組みが誤解され、誹謗中傷の雨嵐の中で悪戦苦闘しつつ、
「人の口に戸は立てられない、やるべきことをやるだけだ」
と大らかにまっすぐに歩んだ人生。

生命の価値と可能性を信じ、生産者やスタッフのみなさんを、
自分の家族のように大切に思って、仲間とともに歩んだ人生でした。

晩年は組合のみならず、全国有機農業推進協議会や、日本オーガニック会議の代表として
精力的に働き続ける一方で、闘病する妻の私を献身的に支えてくれました。

少しでも安らげるようにと庭いっぱいに花を植え、
栄養のある食事や野菜ジュース作りに心を砕いて、
子どもたちには「働ける限り働き、尽くせる限り尽くして…」と語られる最期でした。

組合も地球畑もこれからです。
みんなで力を合わせ、故人の遺志を継いで、
有機農業がめざした新しい地域社会や人と人の在り方が、ずっと未来まで広がり、
野の花のように自然なものとして各地に根付いていくことを、切に願います。


2022年8月30日

鹿児島県鹿児島市五ヶ別府町

喪主 大和田明江
大和田家

かごしま有機生産組合・地球畑一同

 

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