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第26回有機農業チャレンジフォーラム2022

第26回チャレンジフォーラム

2022年7月12日、霧島観光ホテルにて、第26回有機農業チャレンジフォーラム2022が開催されました。
第1部はアイガモロボ実証事業の取組について。

有機農業では、慣行農業のように除草剤を使う事ができない為、除草作業に労力を要します。
それを軽減するために、機械を使い除草をおこなおうというものです。
「合鴨農法」という言葉は聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。
これは、田んぼの中を合鴨が動き回ることで、水田の水をかき混ぜて、雑草を抑制するものです。
同様の効果を得る為に開発されたのが”アイガモロボ”です。

稼働中のアイガモロボ

見た目は、合鴨とはかけ離れていますが、ソーラーパネルを装備してて、GPSの設定を行う事で
田んぼの中を自動で動き周り雑草作業を行います。
現在、日本各地で実証実験が行われています。
かごしま有機生産組合でも、種子島、南薩、姶良、霧島、志布志、伊佐、等、鹿児島内各地で
実証実験を行っています。

第2部は、魚住道郎氏の講演が行われました。
魚住さんは、日本に有機農業運動をもたらした日本有機農業研究会の現理事長も務められています。

学生時代に水俣病問題に関わり、日本の有機農業運動に重要な役割を果たした「たまごの会農場」
建設に参画し、その後、専業農家として、平飼い養鶏600羽、畑3.2ha、水田15aを経営されています。

独自のアイディア道具や方法で、効率的な除草方法を考案されていらっしゃいます。
円月除草法(円月殺法)など面白いネーミングの除草方法も教えて頂きました。

経営されている農場には、他県からも援農体験に来られるとの事。
農業や土に触れることの楽しさを感じてもらう事、農業の大変さを知ってもらう事が大切なのではないか、とも仰っていました。

講演の後も、質疑応答で時間がたりないくらいのフォーラムとなりました。

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